2017/07/03 1st edition.
2018/5/29 Last updated.
○ 膀胱生検は診断のある程度方向性が決まっている
・基本的にはいずれも癌の診断が主体で,病理総論的な読み方・考え方で概ねいける
・悩みどころ,注意すべきところがいくつかあるが,いくつかのコツを掴めば診断はスムーズ
○ 若い先生の悩みどころ
・尿路上皮癌って扁平上皮癌とどう違うの?同じにしか見えない! (どどたん先生もよくわかんない)
・尿路上皮癌の G1, G2, G3 ってどこにも載っていない! (旧規約だから)
・尿細胞診はいつまで経っても Class III ばっかり.新しい報告様式はどうなっているの? (これは後日に)
・こんな疑問に答える診断マニュアル ?
○ 診断にあたっては膀胱鏡所見を!
・病変が平坦か乳頭状なのかは治療を行う上でとても重要
・もし迷ったら,膀胱鏡的に「乳頭状」と書いてあれば乳頭状としてよい
○ この診断マニュアルの方向性は少しずつ変わってきている
・当初は胃生検,結腸生検等これが見れないと飯が食えないというマニュアルを目指していた
・教科書を参照することを前提に,網羅性よりも,扱う疾患に濃淡を付けて,強調すべきところを強調するようにしていたつもり(いわゆるボン・キュッ・ボン like な note)
・実際見てくれる人が病理医とは限らず臨床の先生もいることがわかってきたので,臨床病理相関も少し意識することにしてみた
・それでも,まずは病理組織標本から start する病理診断学というスタンスは一貫している
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