2024年3月17日日曜日

病理医としてのキャリアパス:中間点

# 次はいずこへ

どどたんせんせはいわゆる around 40 で,この職場で留まるべきか次にどこかに行くべきかをそろそろ悩まなくてはいけない感じなっている.ある程度 public なこういうブログで書くべきかは悩ましい感じもするが,ごく普通の人の普通のキャリアパスについての具体例があってもいいかなと思っている.

初期研修が終わってから大学病院を転々として,その間に学位を取らずにのほほんとしてきているが,流石にそれはまずい?ということで大学院に入りおなして,学位を取ろうとしているところ.正直言って学位に興味があるわけでもないのだが,ここまでやっておいて取らないというのも変な話なので一応終わりに向けた活動に舵を切ろうと考えているところ.

# モラトリアム

大学の中では多分学位を取らずにいるということはモラトリアムに近いとも言える.まあ診断業務+他の雑務が忙しければモラトリアムどころじゃないかもしれないけど,アカデミックに上にいかなければ免除されている雑務も少なくない.上に行ったところで大学だと給料の上昇もたかが知れているので,昇進をするモチベーションはあまりないというのが正直なところ.

よってある程度合理的な範疇でモラトリアムを謳歌しているところで,でも多分それもそろそろ終わりにしないといけない.

# 晩年助教は迷惑?

最近切に感じることとして,歳を取った状態で昇進せずにとどまり続けるのは他の先生に対して迷惑なのでは?と感じている.他に昇進する要件を満たしている先生がいるけど,自分がいる中で昇進をするとバランスが悪くなる.大学は診断能力ではなく,研究実績で昇進するところなので後者がなければいくら診断ができても昇進はできない.当然のことではある.

なので,ある程度実績を積んで自分自身が昇進していく他はないのだろうな,という感じで,そうでなければ去るのが他の人にとっても良いのだろうという結論.

ちなみに筆頭は少ないけれども,大学病院にいる特権?でなぜだが共著はそこそこある.全く知らないわけではないけど,アドバイスやコメントをしたものがいつの間にか論文になっている.

# 他の人達の就職先

気になるのが同年代で他の病理医はどういうところに就職しているのかということ.サンプル数は多くないし,バイアスだらけだけれども,大体の先生は市中病院に就職し一人あるいは複数人の病理医として活躍している.

話を聞いていると,結構それはそれで大変そうだが,あまり悪くはなさそう.自分は市中病院で部長をできなくはないだろうけど,自由度が低くなりそうな気配はある.基本的にやっていること自体はどこであっても大きくは変わらない.

# 自分の思う市中病院での働き方

管理職になるのか,一スタッフとして働くのかによるけど,組織診が年間 4000 - 5000 件程度の「ごく普通の」病院だと,多分半日で仕事を終えて,外来やってみたりとかエコーやったりとか変なことをしてそうな自信はあるな.多分スタッフははらはらどきどきするだろう.

病理医としてのキャリアパス:中間点

# 次はいずこへ どどたんせんせはいわゆる around 40 で,この職場で留まるべきか次にどこかに行くべきかをそろそろ悩まなくてはいけない感じなっている.ある程度 public なこういうブログで書くべきかは悩ましい感じもするが,ごく普通の人の普通のキャリアパスについての具体...