2017年10月31日火曜日

病理専門医試験の出題傾向 〜 甲状腺編


# 病理専門医試験の出題傾向 〜 甲状腺

どどたん先生の onedrive を見てくださっていた人用に 2001-2017 年までの病理専門医試験で出題された疾患について,疾患名を修正して臓器分類とともに統一化していたものを公開していた.このデータを用いると,どういう疾患が出題される傾向にあるかが一目瞭然である.

例えば,甲状腺(組織)は 33 回出題されており,そのうち,10 回は medullary carcinoma が出され,ついで papillary carcinoma が出題されていることが分かる.受験参考書的に有名な tetracycline の副作用である black thyroid はわずか 1 回しか出題されていないし,みんなが間違えやすいと評されている hyalinizing trabecular tumor も 3 回のみである.

実際に出題委員の先生たちは過去の出題実績をもとに,ある程度吟味して問題構成を考えているので,この比率が全てではないが,全体として何を求めているのかを推定できよう.


甲状腺 出題数 平均点 最高点 最低点
Medullary carcinoma 10 4.4 4.76 2.92
Papillary carcinoma 9 3.38 4.54 1.12
Follicular carcinoma 4 3.22 4.43 2.13
Hyalinizing trabecular tumor 3 3.2 3.61 2.45
Adenomatous goiter 2 3.67 3.89 3.45
Undifferentiated carcinoma 2 3.65 4.08 3.21
Black thyroid 1 3.07 3.07 3.07
MEN type 2A 1 1.43 1.43 1.43
Subacute thyroiditis 1 4.31 4.31 4.31

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