2022年7月13日水曜日

続けること

 # 10 年同じ領域をやり続けること

昔お世話になった先生に言われたこと.10 年同じことをやり続けていればその領域で認知される様になる.まぁ何年やっても何も進歩しているような感じはしないんだけどなぁと思っていたが,確かに今年で専門領域を始めて 10 年位経つ.

そして特になにかしたというわけではないのだが,無駄に?認知され始めてきた気はする.自分自身で何かをやったという自負がないので非常に心苦しいことが多いのだが.

# 国際学会に出し続けること

ほぼ同様の趣旨で別の先生から言われたこと.国際学会で constant に演題を出し続けるのはそう簡単にできることではなくて,それを続けていればきっと認知されるようになる.自分としては別に認知されたくてやっているというよりも,出張扱いで堂々と海外旅行に行けるのが楽しくて結果的に毎年ひねり出して参加しているというつもり.

まあまあな引っ込み思案なところもあって,知り合いは一向に増えないが,知っている人はそこそこ増えたし,その領域での勢力図なるものもわかるようにはなってきた.

# 新しく始めること

数年前から新しい領域にも手を出し始めたが,こちらは当然しばらくは花が咲きそうにもない.それはそれでよいのかなと思っていたりする.

正直わかった感じがあまりしないというのはあるし,そのわかった感じを得るにはしばらく時間をかける必要がある.地図でいうと各国の首都はようやく抑えた感じで,周辺の都市や辺境はまだまだ未開拓である.世界にはまだまだだれも知らないところがあって,そのわずかな,小さな一つでも開拓できれば仕事としては上出来なのだろう.

# 新規参入の脅威

Twitter や Facebook を見ていると,病理を始めて数年程度のまだ若い先生がそれなりに立派な意見をつぶやいたりしていて,すごいなと思いそして恐れる.自分が同じ年次のときにはそんな概念知らなかったよ,考えもしなかったよというものも多い.

正直 10 年選手と 5 年選手の違いというのは意外とわずかな差でしかない.いわゆる sigmoid curve の収束値付近の話.だから倍偉いわけでもないし,威張れるわけでもない.実際自分より若い先生に自分の間違いを指摘してもらえることは少なくない.

そういうを見ていて自分の至らなさに愕然とすることもあるけれども,最近はあまり気になくなったというより,気にしないようにしている.

多分そういうもので,差がないようでどこかでそれなりの差があるんだろう.多分ね.

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