# 国際協力は簡単ではない
かなり具体的になるから書くかどうか迷ったけど,多分今書かないとおそらく記憶の何処かに埋もれてしまうのかなとも思ったのでとりあえず書いてみることにする.まぁ悪いことをしているわけではないのでよいでしょう.
ここまで約 3 年間くらい個人的な規模でカンボジアの病理診断の支援をしており,総括的なことを書いてみよう.
# カンボジアの病理診断支援
もともとは産婦人科学会?がカンボジアの子宮頸癌のスクリーニング支援を行う一貫で,重要な検査の一つである細胞診に問題があることが判明した.
そもそも細胞診がきちんと診断が出来ていないとスクリーニング自体が意味をなさないということで,臨床細胞学会が参画してカンボジアの病理診断の技術発展の支援をしていると聞いている(伝聞による記載なのでたぶん若干不正確であることに注意).
その中で臨床細胞学会から日本の病理医が派遣され,またカンボジアから病理医や臨床検査技師を招聘して細胞診断を中心としたトレーニングをして,また現在では zoom などでオンラインレクチャーをしながら教育をしているということ.
ちなみに自分は臨床細胞学会の会員(信者?)で専門医・指導医を持っているし,集会には熱心に参加しているが,特に臨床細胞学会から派遣されてはいない.
カンボジアの病理診断は当時はたしかにひどかったような気もするが,少なくとも 2022 年現在では自分の感覚ではそこまで悪くはない.HE 染色が主体だが,形態診断レベルでは日本の一般病院以上の水準は確保されていると信じている.
# カンボジアから日本へ研修
確か 2018 年頃だったと思うが,カンボジアの病理医と臨床検査技師が日本に研修に来た.その時に当時在籍していた病院が受け入れ病院の一つとなっており,そこで仲良くなり,じゃあと一肌脱いて色々と相談に乗るようになった.それがはじまり.
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