2022/01/01 掲載されている本について情報をアップデートしました.
2021/05/05 掲載されている本について情報をアップデートしました.
* 消化管病理の本は全体的にあまりアップデートはされていないようです.WHO blue book が 2019 年に出版されているため,それを反映した本が出てくる可能性はあります.
・Digestive System Tumours (World Health Organization Classification of Tumours) (2019)
WHO は基本.最近改訂されており比較的参照しやすい.
・Fenoglio-Preiser's Gastrointestinal Pathology (2017)
消化管病理学では大御所の本.細かい病変についてもよく書けている.あとは他の本も同様だが,日本の基準と欧米の基準とは違うことがある(特に癌の基準)ため,その基準をそのまま当てはめるとなかなか難しいことがある.
・Morson and Dawson's Gastrointestinal Pathology (2013)
Fenoglio-Preiser's とほぼ同様の立ち位置の本.同じ項目について 2 冊読み比べてみたけれど,書いてある内容はどちらもほぼ同様.
・Non-Neoplastic Disorders of the Gastrointestinal Tract (AFIP Atlases of Tumor and Non-Tumor Pathology, Series 5) (2021)
AFIP の評価は高くて一定しているが,その中でも非腫瘍性病変のシリーズは他に本がなかなかない上で貴重.特に消化管生検は非腫瘍性病変も結構多いので,細かい病変を調べる時に有用(2021 の 5th series はまだ見ていない).
箇条書きスタイルで有名な Amirsys (現在は Elsevier) の消化管シリーズ.全体的によく書けていると思うけれども,イマイチ網羅性に欠ける印象.
・Odze and Goldblum Surgical Pathology of the GI Tract, Liver, Biliary Tract and Pancreas (2022)
この本は消化管だけではなく,肝胆膵も入っているためお得.どれか一冊と言われると,この本を購入するのも良いかと思われる.
この本は読んだことがないのだが,新しい本ということで一応取り上げた.非腫瘍性疾患に関する本.
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